The World -“This is what I call real Music” remix- / AKIRA YAMAOKA

「The World」を描かせてもらいました。
「Remix」というと、オリジナルの音源の素材、ギターやドラム等といった「音源」などを
再構築して新たな表現とした楽曲をつくる事だと思うのですが、このRemixさせてもらった「The World」に関しては、それら手段を扱うことをやめました。

そしてその手段を扱う事をやめ、このRemixは、楽曲の再構築ではなく、tezyaが描いた「The World」を私の解釈で再度描かせてもらいました。ある種、この手段もRemixになると思うのですが、今回の場合、tezyaの描いた「詩世界」を、私なりに表現したといった感じでしょうか。
「聴く音楽」というよりも「鑑る音」につくりあげました。
tezyaが表現した詩に「音像」を加える事で、よりその意味の輪郭がわかる形を理想としました。極論、音楽という手法も考えなかったことに近い発想です。

tezyaが言葉として表現した「The World」は、なにものか淘汰され混沌とされたものの中に希望をみつけ出し、その解決の将来を知っている主人公(ここではtezya)のみが言える、または声を上げられる状況を描いた物語としました。
この物語を、tezyaの言葉と共に「音像」を加える事で、よりその状況と物語を目に映し出すことを手段としては注力しているので、音が始まり約6分間の物語は、聴いている人に映像を浮かび上がらせます。

この「The World」で、本当の「The World」を感じてください。

AKIRA YAMAOKA
サウンドデザイナー
映画劇盤、ビデオゲームなど多くの作品に音楽提供、サウンドデザイナーとして携わる。
主な作品に「サイレントヒル」「サカサマのパテマ」「名探偵の掟」など。